ここは、未来を考える学部。
情報科学を活用して、
今を便利に、より快適にしていくかについて学びます。
あなたから溢れ出るたくさんの可能性が、
あなたの未来も、世界の未来も変えられるかもしれない。
2025年4月1日、工学部情報工学科を改組し、情報科学部 情報科学科(設置届出済)を新設します。
日本が今
必要としているのは、
IT人材。
日本全体でIT需要の拡大により、IT業界の市場規模は今後も拡大の一途。それとともに、IT人材不足も拡大していくと見込まれています。
北海道が
必要としているのも、
IT人材。
北海道のIT業界も年々成長。好調な売り上げを背景に、人手不足が続いています。
進むDX化。
IT人材を
求めているのは、
IT業界だけではない。
あらゆる業界で進むDX化。その推進役として各業界でIT人材が必要とされています。
■ 業種別のDX取り組み状況
引用:デジタル時代のスキル変革等に関する調査報告書(2021年 IPA[情報処理推進機構])より加工して作成
DXの意味と、求められる理由とは?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がビジネス環境の変化に対応するためにビッグデータやデジタル技術を活用し、製品やサービスのほかに、企業が利益を生み出す仕組みそのものを変革すること。高度なテクノロジーが当たり前となった今、あらゆる企業は競争力を保つために早急なDXの導入を求められています。
4つの特色
情報技術の基礎はもちろん、Society 5.0やDXに欠かせない最先端技術までを体系的に学ぶことができるカリキュラムや、少人数グループで行う能動的学習能力と実践的能力を身に付ける課題解決型学習など本学部の4つの特色をご紹介します。
情報技術の基礎・基盤からAI・IoT・ビッグデータ・クラウドなどの最先端技術までを体系的に学べるカリキュラム
どの分野の人材にも必要な基盤能力を育成する全学共通プログラム「HUSスタンダード」や、総合大学の特色を生かした学部横断型の学びと研究
最新の機材や最先端技術を導入して実践的な経験を積み、現実社会の課題を題材とした教材を用いて、専門的な知識・技術を活用する能力を身に付ける課題解決型授業
多様なバックグラウンドを持ち、先端の研究分野をカバーする教員により提供される、理論と技術の両方を身に付けられる教育研究環境
よく聞く“Society 5.0”とは?
「サイバー空間(仮想空間)」と「フィジカル空間(現実空間)」を高度に融合させたシステムによって、経済の発展や社会の課題を解決する人間中心の社会のこと。現在の情報社会は“Society 4.0”であり、“Society 4.0”が抱える社会的課題を先進テクノロジーの活用によって克服し、日本が目指すべき、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送れる未来社会の姿。それが“Society 5.0”なのです。
出典:内閣府(https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/)
学べる分野
情報科学部ではAI・データサイエンス分野、情報システム分野、マルチメディア情報処理分野について学修し、あわせて各分野の基礎となる「基盤能力」の修得も行います。
AI・データサイエンス分野
- 機械学習
- 知能処理
- 最適化
- 知識処理
情報システム分野
- SNS
- WEBアプリ
- クラウド
- 情報セキュリティ
- システム開発
- スマホアプリ
- IoT
マルチメディア情報処理分野
- 音声処理
- 映像処理
- 画像処理
- 仮想現実&拡張現実
専門基礎
- 数学
- データ処理
- プログラミング
- PCリテラシー
- データベース
- コンピューター
ネットワーク
基盤能力
- コミュニケーション力
- 課題発見解決力
- 自己実現力
- ヒューマニティ
基盤能力とは?
「基盤能力」とは社会の一員として活躍するための基盤となる能力です。社会的なマナー、コミュニケーション、共感と協働、そういった社会人としての基盤を成す能力のことです。
本学では基盤能力を身につけるためのディプロマ・ポリシーを「コミュニケーション力」「課題発見解決力」「自らを律し、学び続ける力」「多様な視点から物事を捉え、異なる意見を理解する力」とし、それらを育成する「HUSスタンダード」というプログラムが用意されています。
キャリアイメージ
知能情報処理関連科目を修め、AIエンジニアやデータサイエンティストに。
情報システム分野関連科目を修め、システムエンジニア、組み込みエンジニア、ネットワークエンジニアなど各種エンジニアに。
その他の領域に特化した科目を学び、音声・画像や映像などの情報処理技術者、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニアに。
情報科学部で身につけたデータサイエンスや情報処理の知識を活かし、あらゆる職種で活躍できる先端IT人材に。
“先端IT人材”とは?
今後大きく市場が拡大し、産業界を変革する可能性があると見られている「ビッグデータ」、「IoT」、「人工知能」等の最先端技術のサービス化や活用を担う人材のこと。先端IT分野のさらなる成長のために十分な人材が不足しており、需要は今後さらに増えていくと考えられています。
想定される職業および進路
情報科学部で修得するデジタル技術はあらゆる業種で必要とされており、ソフトウェア開発業や情報通信業等のIT業界に限らず、サービス業、製造業、小売業、金融業、公務員などあらゆる業界で専門人材として活躍することができます。大学院に進学してより高度な学び・研究を行うことで、更に進路の選択肢を増やすこともできます。
想定される職業
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- セキュリティエンジニア
- 組み込みエンジニア
- データベースエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- WEBエンジニア
- サーバーエンジニア
- クラウドエンジニア
- AIエンジニア
- データサイエンティスト
- フィールドエンジニア
- 研究者
- など
あらゆる職業で
活躍できる先端IT人材
修得できるプログラミング言語
必修科目で学修するプログラミング言語は、AIや機械学習の分野で使用されることの多いPython、組み込みシステムやIoTの分野などで使用されることの多いC言語、情報システムのデータベースを操作するためのSQLです。そのほかにWEBアプリケーションや業務システム、またAndroid開発などでも使用されるJava、WEBサイトやフロントエンド開発で使用されるJavaScript、HTML及びCSSを学修する科目が用意されています。 プログラミング初心者が、段階を踏みながら着実に修得できるカリキュラムとなっています。
目指せる資格
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- データサイエンティスト検定
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- 高等学校教諭(数学)
- 高等学校教諭(情報)
- Oracle認定Javaプログラマ
- Javaプログラミング能力認定試験
- C言語プログラミング能力認定試験
- G検定
- E資格
- 情報検定 情報システム試験
- 情報検定 情報デザイン試験
- CGエンジニア検定
- WEBデザイナー検定
- 画像処理エンジニア検定
- マルチメディア検定
カリキュラム
前身の情報工学科の専門教育科目を継承しながら11の科目群で構成されています。AIやIoT、ビッグデータといった分野の教育研究を強化するとともに、北海道におけるSociety5.0の実現及びDXの推進に寄与し、地域社会を実質的に支えることのできる人材の育成を目指します。
- ① 数理科目群
- ② データサイエンス・AI科目群
- ③ プログラミング科目群
- ④ ソフトウェア開発・システム開発科目群
- ⑤ ネットワーク・IoT科目群
- ⑥ 情報科学共通知識・技術学習科目群
- ⑦ 職業・倫理科目群
- ⑧ 情報科学実験・演習科目群
- ⑨ 課題解決型学習科目群
- ⑩ 基盤能力育成科目群
- ⑪ キャリア形成科目群
教員紹介
MDASH認定
北海道科学⼤学は、⽂部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に認定されており、工学部においては「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応⽤基礎レベル)」に認定されています。
- *「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」は、北海道内の私立大学としては初めての認定(2023年10月時点)
- ※リテラシーレベル認定有効期限:2027年3月31日
- ※応用基礎レベル認定有効期限:2028年3月31日
取得学位
学士(工学)
入学定員
100名
学費(予定)
-
入学金(初年度のみ)200,000円
-
授業料1,400,000円
-
その他 経費(初年度)
(2年目以降)62,300円
15,800円 -
学費(年額)1年次
2〜4年次1,662,300円
1,415,800円
設置の趣旨
日本が推進する次世代社会のビジョンであるSociety5.0は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させた超スマート社会である。Society5.0では、人々の生活の質の向上、社会課題の解決、経済発展などを同時に実現するために、AIやIoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、ロボット、VR/AR/xR、ブロックチェーンなどの先端技術が活用される。
課題先進地域とも言われる北海道においては、広大な土地と恵まれた自然環境の下、農業、漁業、観光業等が盛んな一方で、人口の高齢化や過疎化が急速に進んでいる。また、現代社会そのものも様々な課題を抱え、先が見通しにくい状況になっている。このような状況においても、地域社会を維持・発展させる方法を模索することは喫緊の課題であり、その方法の一つとして、北海道におけるデジタル化の推進、さらにはSociety5.0の実現を目指すことは重要であると考えられる。デジタル化の推進、Society5.0の実現のためには、数理・データサイエンス・AIといった数理的能力を身に付けるとともに、情報分野の先端テクノロジーを活用して課題を発見し、解決することのできる人材、先端テクノロジーを活用した活力あふれるデジタル社会を実現し、維持・発展することのできる人材、今後成長が見込まれる、あるいは必要となる新産業を創出できる人材が求められている。
以上のような背景の下、これまで本学で情報工学分野の教育研究を担うとともに、多くの人材を社会に送り出してきた実績を持つ工学部情報工学科をバックグラウンドとして、AI、IoT、ビッグデータ、データサイエンスなどといった分野の教育研究を強化するとともに、北海道におけるデジタル化の推進、並びにSociety5.0の実現に寄与し、地域社会を実質的に支えることのできる人材を育成することを目指し、情報科学部情報科学科を届出により設置するものである。
養成する人材像
情報科学部は、幅広い教養と倫理観、コミュニケーション力と情報科学分野の知識と技術を有し、多様な価値観と新しい発想のもと、社会の課題発見と解決、さらには持続的な社会の実現に、情報科学の専門職として主体的な役割を果たすことのできる人材を育成する。
情報科学部の人材養成の目的を受け、情報科学科では、社会で求められる基盤能力としてのコミュニケーション力、課題発見解決力、自己管理力・自己向上力並びに多様な視点から物事を捉え異なる意見を理解する力を身に付け、加えて知能情報処理や情報システムなどの情報科学分野に関する知識と技術を修得し、それらを総合的に活用して変化の激しい高度情報化社会の構築、維持、発展を支え得る人材を養成する。