GRADUATE SCHOOL

大学院の目的及び使命

大学院

目的

大学院は、学部の教育の基礎のうえに高度学術の理論及びその応用を教授研究し、その深奥を究めて産業・医療・文化の進展に寄与することを目的とする。

研究科の人材の養成に関する目的

各研究科・各専攻の人材の養成に関する目的は、以下のとおりとする。

工学研究科

わが国と北方圏における活力の持続、安全安心の確保、個人生活の充実に寄与する手法・技術に関する得意領域で卓越した専門能力を有し、併せて他領域の人々と協働して課題を解決するための豊かな学識を備えた高度な専門的職業人又は研究者を養成することを目的とする。

機械工学専攻

熱流体工学、固体力学、材料・加工、制御工学の分野における高度で深い機械工学の学識を身につけ、さらに自らの得意領域における研究テーマに創造的なアプローチで取り組むことで、実社会で要求される機械工学関連の諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者、また知識基盤社会をリードする高度で知的な素養と社会性を備えた技術者、及び研究機関や大学等における研究者の養成を目的とする。

電気電子工学専攻

エレクトロニクス・電気エネルギー・電気電子デバイス分野における高度で深い電気電子工学の学識を身につけ、さらに自らの得意領域における研究テ-マに創造的なアプローチで取り組むことで、実社会で要求される電気電子工学関連の諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者、また知識基盤社会をリードする高度で知的な素養と社会性を備えた技術者、及び研究機関や大学等における研究者の養成を目的とする。

情報工学専攻

ネットワーク、人工知能、ソフトウェア、ゲームデザイン分野における高度で深い情報工学の学識を身につけ、さらに自らの得意領域における研究テーマに創造的なアプローチで取り組むことで、実社会で要求される情報工学関連の諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者、また知識基盤社会をリードする高度で知的な素養と社会性を備えた技術者、及び研究機関や大学等における研究者の養成を目的とする。

建築学専攻

北方圏の積雪寒冷地固有の問題も含めた建築計画・意匠学、建築環境・設備工学、建築構造工学、建築材料学、建築生産工学の各分野における最新の実務に即した設計手法や建築技術の習得のもとに、自らの得意領域で、今後の社会の発展に寄与できる課題を見出し、高度な課題解決能力で地域社会に貢献する持続可能で安全・安心な居住環境を創出できる建築設計者・技術者又は研究者の養成を目的とする。

都市環境学専攻

建設と環境に関わる工学分野における学術的な基盤の上に、積雪寒冷地に関する高度な知識を身につけさせ、さらに自らの得意領域における研究テーマに創造的なアプローチで取り組むことで、実社会で要求される建設と環境に関わる工学関連の複合的な諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者、社会基盤施設の整備・維持管理あるいは防災・減災の分野において、さまざまな意見や複合する課題を総合調整できる幅広い視野を有する技術者、及び研究機関や大学等における研究者の養成を目的とする。

工学専攻

機械工学、電気工学、応用電子工学、建設工学のいずれかの領域における豊かな学識を基礎として独自の視点から学術的知見を提供できる研究能力と、他者と協力して俯瞰的視点から課題解決にあたることができるマネジメント力、リーダーシップを具え、細分化する専門分野の枠を越えて実践的に活躍できる研究者あるいは高度専門技術者を養成する。

薬学研究科

臨床薬学専攻

薬剤師としての知識を基礎に、実務に直結する研究課題を自らが発見・解決する高度な専門職業人として、科学的思考・研究マインド・研究能力を身に付け、地域医療の担い手として、各種専門・認定薬剤師を目指す薬剤師、臨床薬学の研究者、治験・臨床開発従事者などの高度な専門的人材、及び薬学部学生、大学院薬学研究科学生への教育・研究を担う大学教員、大学における研究者の養成を目的とする。

保健医療学研究科

保健衛生学に関する学術の理論及びその応用を教授研究し、広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又は高度の専門性を有する職業に必要な卓越した能力を培い、保健・医療の進展に寄与する人材の養成を目的とする。

看護学専攻

学部教育で修得した看護学及び看護実践に関する専門的な知識や能力を一層深化させるとともに、自ら研究課題を設定し研究活動を展開する能力を身に付けることにより、研究能力を備えた看護教育や看護実践を支える中核的な役割を果たす看護職者の養成を目的とする。

リハビリテーション科学専攻

学部教育で修得した理学療法学及び義肢装具学に関する専門的な知識や能力を一層深化させるとともに、自ら研究課題を設定し研究活動を展開する能力を身に付けることにより、研究能力を備えた実践現場を支える中核的な役割を果たす人材の養成を目的とする。

医療技術学専攻

学部教育で修得した臨床工学及び放射線技術学に関する専門的な知識や能力を一層深化させるとともに、自ら研究課題を設定し研究活動を展開する能力を身に付けることにより、研究能力を備えた実践現場を支える中核的な役割を果たす人材の養成を目的とする。

保健医療学専攻

学術研究を担う者としての自覚や意識と自立して研究活動を行うに足る研究能力を有して、現代社会が直面する保健医療分野の諸課題を多角的に分析し、専門分野における問題解決に向けた理論や実践を開発することのできる研究者を養成する。また、研究者の養成と同様の要素に加えて、大学教育を担う者としての自覚や意識と授業運営や教育方法等の指導力を有して、大学教育の専門分野における基礎教育の充実に向けた授業設計や学生指導を実践することができる教育者の養成を目的とする。