薬学科
PHARMACY
病気の治療だけではない、地域の健康を支える薬剤師。
医薬品の調剤、供給だけではなく、公衆衛生の担い手として地域の健康を支えるスキルを持った薬剤師を育成します。本学には、薬剤師としての実務経験豊富な専門性の高い教員が多数在籍しています。
FACULTY
学部・学科
皆さんは薬剤師にどのようなイメージを持っていますか。
病院や薬局で調剤した薬を渡してくれる人?薬の説明をしてくれる人?薬の相談に乗ってくれる人?それだけではありません。今薬剤師にはもっと広い活躍が期待されています。
例えば、患者宅に訪問し薬の説明・管理を行っている薬剤師がいます。
新型コロナウイルスなどの流行を防ぐために、地域の人々に感染防止対策をアドバイスする役目もあります。ドラッグストアに来た方に対して、適切な薬を選ぶだけでなく受診をお勧めするのも仕事の一つです。
薬剤師には、調剤技術はもちろんのこと、患者が抱える問題を発見し解決する力、他の医療従事者や患者とコミュニケーションをとる力が求められています。AIの進化にも対応しなくてはなりません。
本学での学びを通して、薬や病気に関する知識、研究能力、「相手の立場で考える」技術・態度を身につけた薬剤師を目指しましょう。私たちは情熱を持って皆さんをサポートします。
薬学部長・臨床薬理学分野・教授
戸田 貴大Toda Takaki
など
日進月歩する医療現場で働く薬剤師は、薬学的知識、専門能力を維持する必要があります。
北海道科学大学薬剤師生涯学習センターでは、現場で活躍する薬剤師に対し、タイムリーに、そして実臨床で必要な知識・技能を修得できる研修を提供しております。
生涯学習のプログラムとしては、「スキルアップ講座」「フォローアップ講座」「アップトゥデート講座」があり、本学を卒業した約7,500名(道内最多)の薬剤師ネットワークを活用した、幅広いスキルの修得をサポートしています。
なお、当センターは、公益社団法人薬剤師認定制度認証機構の認証を受けており、認定薬剤師申請のための単位取得が可能です。
また、JR札幌駅徒歩10分の場所にある附属薬局と併設されたサテライトキャンパスは、卒後研修の会場としても広く活用されています
認定薬剤師とは、日本薬剤師研修センター(CPC)が発足した認定制度で、一定の期間、集合研修や自己研修により定められた単位を取得し「自己研鑽により資質向上努力を継続している薬剤師」として、有効期限を設けた証明を受けることができる制度です。
継続した自己研鑽を行っており、専門性の高い知識・技術を持っている薬剤師であるという客観的な証明となります。また「かかりつけ薬剤師」になるために国が定めた要件の一つでもあります。
STEP1
受講申し込み
STEP2
受講後学習を記録
STEP3
単位を取得
STEP4
条件単位数を集めて申請
少子高齢化の進展、医療の高度化・複雑化により、我が国の医療は大きな転換期を迎えています。特に北海道においては、地域の人口減少と高齢化が急速に進んでおり、住民の健康を支援するため、他の医療関係職種と協働して医療にあたる薬剤師を養成し、必要な地域へ輩出することが強く望まれています。医薬品の適正使用と有効で安全な薬物療法を提供するという薬剤師の業務は、病院・薬局等だけでなく在宅までその範囲が拡大しています。
こうした社会的な背景、地域社会の要請を踏まえ、平成27年4月に前身となる北海道薬科大学を北海道科学大学と同じ前田キャンパスに移転し、医療系教育の充実を目指した様々な連携を可能とする環境を整備してきました。これまで北海道薬科大学で行ってきた専門教育に加え、北海道科学大学が持つ広がりと深さを備えた教養教育を展開することで、豊かな人間性と高い倫理観、基盤能力と専門性を併せ持つ人材を育成し、地域社会の保健・医療・福祉および薬学分野の発展に寄与するために薬学部を開設します。
薬学部・薬学科では、社会生活を送るうえで必要となる知識・理解、汎用的技能、態度・志向性、創造的思考力の修得のもとに、豊かな人間性と医療人としての高い倫理観、使命感を有し、生涯にわたって薬の専門家として、人の命と健康な生活を守るとともに、多職種と連携・協働して、地域社会の保健・医療・福祉の向上に寄与する次のような人材を養成する。
①基盤能力と共に薬剤師に必要な知識・技能・態度を有し、問題抽出及び解決のための論理的思考力、情報分 析力、判断力をもって、患者・生活者にとって適切な薬物療法や薬学的管理を主体的に実践できる人材
②生涯に渡って自己研鑽に努め、地域の医療、福祉、公衆衛生に広く貢献できる人材
③他職種の役割を理解し、互いの職能を活かしつつ専門知識に基づいて地域にある課題の解決に貢献できる人材
1974 昭和49 | 北海道薬科大学開学 薬学科・生物薬学科開設 |
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1976 昭和51 | 北海道薬科大学 薬用植物園開園 |
1978 昭和53 | 北海道薬科大学 大学院薬学研究科生物薬学専攻(修士課程)開設 |
1980 昭和55 | 北海道薬科大学 大学院薬学研究科生物薬学専攻(博士後期課程)開設 |
2000 平成12 | 北海道薬科大学 大学院薬学研究科臨床薬学専攻(修士課程)開設 |
2004 平成16 | 北海道薬科大学 薬学科、生物薬学科を医療薬学科へ統合 |
2006 平成18 | 北海道薬科大学 薬学科(6年制)へ |
2010 平成22 | 北海道薬科大学 薬学研究科薬科学専攻(修士課程)開設 |
2012 平成24 | 北海道薬科大学 薬学研究科臨床薬学専攻(博士課程)開設 北海道薬科大学附属薬局開設 |
2015 平成27 | 北海道薬科大学 桂岡キャンパス(小樽市)から前田キャンパスへ移転 |
2018 平成30 | 北海道薬科大学が北海道科学大学と統合 北海道科学大学 薬学部薬学科及び薬学研究科博士課程臨床薬学専攻を開設 北海道薬科大学閉校 |