COOPERATION

寒地先端材料研究所

研究所について

本学では、2015年4月1日、ものづくりの基盤である先端材料・材料加工領域、半導体・電子デバイス材料領域及び建築構造材料領域の研究拠点を形成し、寒冷地に適合する先端材料及びその技術に特化した研究グループの構築及び活性化を目的に「寒地先端材料研究所(LAM)」を設立しました。その後、2017年には福祉・医療系材料へ、2021年には再生可能エネルギー関連の先端研究に関しても研究領域を広げ、幅広く活動しています。

研究活動のフレームワーク

本研究所は、これまでは寒冷地特有の材料・加工に関する課題を研究テーマと位置づけ、先端材料・材料加工領域をはじめ、半導体・電子デバイス材料領域、建築構造材料領域、福祉・医療系材料領域の4研究領域における研究を進めてきました。2021年度からは、ものづくりの基盤である材料・加工に関する先端的研究を幅広く展開するとともに、バイオマスや再生可能エネルギー関連の先端研究に関しても、本学が有する知的・人的資源を有効に活用し、地域社会や人への貢献に寄与することを目指していきます。「北海道No.1の実学系総合大学」を実現するため、以下の重点項目を継続的に遂行します。

重点項目

  • 寒冷地における利用および寒冷地特有の課題を想定した福祉・医療系材料、建築構造材料及びその技術に関する基礎・応用研究を推進します。
  • 新規先端材料の基礎・応用研究を推進するとともに、寒冷地における木質バイオマスの有効利用、さらには自然エネルギーと省エネルギーに貢献する再生可能エネルギーに関する基礎・応用研究を推進します。
  • 全学共通利用施設として自然雪風洞実験装置および各種機器分析装置(分析電子顕微鏡、X線回折装置、蛍光X線分析装置、携帯型成分分析計など)を効果的に活用し、研究の質の向上のための高度な材料分析を支援します。
  • 産学官との連携を推進し、地場企業のニーズや将来展望を見据えた共同研究を通じて、「ものづくり」と「地域づくり」を一体化した「実学的な知の拠点」を目指します。
  • 教員と共に研究に参加した学生が、卒業後に自らの実学的学びを地域産業の活性化に活かそうとする人材を育成します。

研究テーマ一覧

各領域における主な研究テーマは、下記のとおりです。なお、個々の研究員ではその他各種材料及びその技術に関する研究も推進しています。

福祉・医療系材料領域

  • 短下肢装具の寒冷地での安全使用に必要な材料物性

建築構造材料領域

  • 畜舎内腐食雰囲気における構造材物性

先端材料領域

  • 新規結晶構造型ミルフィーユ材料物性

木質バイオマス領域

  • リグノセルロースの高度利用

再生可能エネルギー領域

  • 雪氷環境における自然エネルギー発電システムに対するプラズマ電極実用化

研究員紹介

所長松田 寿機械工学科 教授
副所長前田 憲太郎建築学科 准教授
研究員堀内 寿晃機械工学科 教授
研究員齋藤 繁機械工学科 教授
研究員平元 理峰機械工学科 准教授
研究員矢神 雅規電気電子工学科 教授
研究員一戸 善弘電気電子工学科 准教授
研究員千葉 隆弘建築学科 教授
研究員三原 義広薬学科 講師
研究員早川 康之義肢装具学科 教授
研究員村原 伸義肢装具学科 講師
学外研究員東 乙比古-
学外研究員杉野 義都北見工業大学
学外研究員中村 香恵子北海道英語教育学会

関連リンク

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