COOPERATION
研究・産学連携
本学は、大学の基本的使命である教育および学術研究に加え、研究成果の社会還元や人材育成などを通じた社会貢献を「第三の使命」として位置づけ、産学官連携研究および地域社会との連携活動を主体的・組織的に推進しています。
工学部、薬学部、保健医療学部および未来デザイン学部を配し、さらには大学院工学研究科、薬学研究科および保健医療学研究科を配する本学では、医・薬・工のそれぞれの強みを活かし、研究者同士の相互リスペクトにより連携した学際的・学融合的研究を広く展開しています。
その一翼を担うものとして、「寒地未来生活環境研究所(IF)」、「寒地先端材料研究所(LAM)」、「北方地域社会研究所(RINC)」の既設3研究所が産官と連携した数々の研究シーズを創出しており、2020年度に新設された「北の大地ライフサイエンス創生研究所(CRILS)」もバイオ分野におけるイノベーション創出の重点事業として今後の飛躍が期待されています。
実学を志向する本学では、このように医・薬・工が力を合わせて取り組む産学官連携研究を未来永劫にわたり推し進め、その成果を永続的に社会に還元して参ります。
IF
Institute of Research Life Style and Environment for Future
積雪寒冷地における、接続可能な住環境の構築に資する技術の開発及び人々の生活環境を支援・向上することを目的に、「寒地未来生活環境研究所」を設立しました。 寒冷地生活環境に潜在するさまざまな問題を解決するために、人、医療、機械、情報、電気、建築及び土木分野における技術のシナジー効果を最大限に発揮し、新たな学際的・分野融合的領域の創出を目指す研究・開発を推進しています。
LAM
Laboratory of Advanced Materials for Cold Region
ものづくりの基盤である先端材料・材料加工領域、半導体・電子デバイス材料領域及び建築構造材料領域の研究拠点を形成し、寒冷地に適合する先端材料とその技術に特化した研究グループの構築、活性化を目的に「寒地先端材料研究所」を設立しました。
近年は福祉・医療系材料にも研究領域を広げ、各領域で生じる材料を取り巻く様々な課題の解決を目指しています。
RINC
Research Institute of Northern Regional Community
北海道を中心とした地域社会が抱える諸問題を研究課題とする人文・社会科学と工学、薬学との連携を軸に据えた分野横断型研究グループを形成し、各地域の自治体、企業、NPO法人等各種団体と協働して、地域社会の課題解決および地域創生へ向かうことを目指し研究・実践活動を行う研究所です。
また、人材育成、地域文化・観光、持続可能な社会システムに関する研究を推進し、専門家や実務者を研究員として招聘し、共同研究を展開しています。
CRILS
Creation Research Institute of Life Science in KITA-no-DAICHI
ライフサイエンスは、人類を悩ます病の克服や食料・環境問題の解決など、人々の生活に直結した“よりよく生きる”、“よりよく食べる”、“よりよく暮らす”の領域での貢献が期待されています。
本研究所では、特に、北の大地、北海道の人々の生活に有益となるライフサイエンス研究を自治体や企業等と連携して行い、学術の発展はもちろん、産業の活性化、地域並びに国民の健康・福祉の増進に寄与することを理念としています。また、研究シーズ創出、地域社会との交流、研究人材の育成、受託研究・共同研究、国際交流などにも積極的に取り組みます。