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2024年08月20日

宮坂建設工業株式会社様の協力のもと都市環境学科が測量実習を行いました

7月30日(火)に都市環境学科が宮坂建設工業株式会社様の協力のもと測量実習を行いました

この測量実習では、「建設業の存在意義と測量技術の進化」と題して講義と測量実習を丸一日行うプログラムとなっており、建設業界を取り巻く課題や、新たな取り組みとして建設業界に導入が進められているICTを活用したi-Construction(アイ・コンストラクション)に関する講義や実際の測量機器を使って測量体験が行われました。

講義終了後は、体育館へ場所を移し、地上型レーザースキャナーや、ドローンを使った写真測量について実演を交え測量技術について解説が行われました。
また、最新機器「杭ナビ」を活用し、あらかじめ登録してあるデータを基に座標を確認しマーキングをしていく作業(ワンマン測量)の体験が行われ、マーキングしている点で「かがくガオー君」を描きました。作業終了後、マーキングしたイメージとARでの確認が行われ、タブレットで立体的なガオー君が映し出されました。
写真撮影では、実物のかがくガオーも登場しARと実物の共演となりました。

昼食は、宮坂建設工業株式会社が有する災害時の炊き出し車両による、カレーが振る舞われました。学生たちは、おいしいカレーに午後の実習に向け英気を養っていました。

また、今年は実際の工事で使用した3D模型の常設展示も行われました。
水道管等の仕組みを確認することが出来る3D模型を見ると、地面の下がどうなっているのか、地下にはどんな管があるのか等を細かく確認することが出来ました。

実習の最後は、再び講義室へ戻り、計測した測量データの確認と実際の工事現場での実例について詳しくお話をしていただきました。また、これからの建設業についてのお話もいただき、学生にとって建設業の未来について考える良い機会となったのではないでしょうか。

以下は実習後の学生の感想です。

  • 実際の現場で使用されている最新の測量機器を操作できたことは、今後の進路を考えるうえでも非常に有意義でした。
  • 大学の講義で得る知識は現場では基礎であると感じました。
  • ICT技術を用いた効率化や省人化は、これから建設業界で働く自分たちにとって大切なものだと思いました。
  • 現場での測量は精度と時間を意識する必要があり、歩掛りが大切な土木工学の原点であると感じました。
  • 今回の実習を通じて、測量の重要性を再認識することができました。

都市環境学科では、今後も企業と協力して、より実践的な授業の機会を設ける予定です。

宮坂建設工業株式会社の皆様、この度はご協力いただきありがとうございました。