本学都市環境学科の松田 圭大 講師が第38回ジオシンセティックスシンポジウムにおいて、「JC-IGS論文賞」を受賞しました
2023年12月に第38回ジオシンセティックスシンポジウムの表彰式が行われ、本学都市環境学科の松田 圭大 講師が「JC-IGS論文賞」を受賞しました。
第38回ジオシンセティックスシンポジウムは国際ジオシンセティックス学会 日本支部が主催しているシンポジウムで、「JC-IGS論文賞」はジオシンセティックスに関する学術および技術の進展に顕著な貢献をしたと認められる論文の著者に授与される賞です。
JC-IGS論文賞受賞
研究題名:ジオセルを用いた複層式のり面保護工の断熱性能に関する検討
著者:川口 貴之 様、中村 大 様、 松田 圭大 講師、 原田 道幸 様、 川俣 さくら 様
要約
寒冷地には,切土直後は比較的硬質で安定していても、数回の凍結融解によって凍結範囲が極端に脆弱化したり、剥落したりするような土質・岩質の斜面も存在する。そこで本研究では、砕石を充填したジオセルの上に不織布と砂質土を充填したジオセルを重ねたのり面保護工に断熱性能を付加した新たなのり面保護工を開発した。断熱対策の有無や緑化手法が異なる全5ケースの実大実験を行い、熱伝導解析によって各ケースにおける所定の凍結指数に応じた最大凍結深さを求めた。これらの結果から、砕石と緑化基盤とした砂質土の間に断熱材を設置することで、断熱対策と緑化を両立できることなどが明らかとなった。
出典:J-STAGE ジオシンセティックス論文集

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