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お知らせ

2024年度オーストラリア語学研修を実施しました

2025年2月21日(金)~3月11日(火)の2週間、学生8名と引率教職員2名の合計10名で『2024年度オーストラリア語学研修』を実施しました。

2023年度に引き続き、3度目の実施となりました。
学生たちはオーストラリアのニューサウスウェールズ州のTAFE(州立の職業訓練・高等教育学校)において英語研修を実施しました。
TAFEは南半球で一番大きい州立学校で、1,200の履修課程コースと12の学士課程を設置しており、ニューサウスウェールズ州だけで150か所のキャンパスがあります。

1.TAFEでの活動

今回は様々な国の学生と一緒に英語クラスを受講しました。
この英語クラスはオーストラリアに移住してまもない英語初級者を対象とした授業をおこなっており、イラン、シリア、ミャンマーの移住者の学生が多く、様々なバックグラウンドの方々と交流を深めました。

2.アクティビティ

サーフィンレッスン

現地のセーフガードの指導の下、サーフィン体験をおこないました。

快晴の日となり、学生たちはオーストラリアの青い空と海、初めてのサーフィン体験を目いっぱい楽しんでいました。新しい経験をとおして、チームとしての連帯感が強まっていきました。

サザンクロス大学・国立海洋科学センター訪問

前半に海洋研究専門の先生の講座があり、コフスハーバー近海から東海岸一帯の海や環境汚染が及ぼす生態系への影響を学びました。
後半は展示されているウニやナマコなどに実際に触れながら、身近な海の生物の生態について解説いただきました。
オーストラリアで見られる魚やイソギンチャクなど様々な生体が展示されており大変学びの多いアクティビティとなりました。

アボリジニーセンター訪問

アボリジニの芸術家の方に、アボリジニの歴史と文化についてお話しいただきました。
アボリジニの祖先は何万年も前からオーストラリアの自然と共存した生活をしており、その精神は今も受け継がれていることや、アボリジニの視点から見た入植の歴史など興味深い内容でした。
その後ブーメランの絵付け体験をしました。学生たちは太陽や風など意味するアボリジニの模様でストーリーを思い思いに描いていました。
帰り道にはコフスハーバーの観光名所・ビッグバナナで記念撮影をしました。

オーストラリアにサイクロンが接近したため、研修後半の英語クラスは残念ながら中止となってしまいましたが、学生たちは研修をつうじて英会話力だけではなく、異文化環境においても積極的にコミュニケーションを取っていく姿勢と行動力を見につけることができたようです。

学生たちからは英語研修だけでなく、現地の先生、ホストファミリーとのコミュニケーションをつうじて異文化理解を体験できるとても良い経験になったとの感想がありました。

学生たち本研修を通じて日本の外から客観的に日本人、日本の文化を見つめなおす良い機会となったようでした。