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お知らせ

北海道科学大学メディアデザイン学科が「クリエイティブディレクションⅢ」の授業で大倉山フィールドワークを行いました

スポーツ教育実践の舞台 大倉山

札幌市は低山など豊かな自然環境がすぐそばにある、世界一の積雪寒冷都市です。

現在、札幌市では小学3年生を対象に、地域のミュージアムやスポーツ施設と連携した、地域性を活かす教育プログラムが実施されています。スポーツ教育はアスリートを目指す・応援するという側面だけでなく、デザインやアートの発展、グローバルな文化歴史に触れられる大切な機会です。

未来デザイン学部の学生たちにとっても、そうした実践の舞台である大倉山の環境は大変魅力的な教材です。

恒例となりつつある「クリエイティブディレクションⅢ」での大倉山フィールドワーク

未来デザイン学部メディアデザイン学科が大倉山でフィールドワークを行う、そして、授業成果を夏休みの子どもワークショップの企画に採用いただくということも恒例となりつつあります。

2023年度のビジュアルデザイン系授業「クリエイティブディレクションⅢ」の履修生は50名を超えます。

2023年5月18日(木)午後、前田キャンパスから飛び出して、大倉山へとバス移動しました。

待ち合わせの場所・大倉山リングでは、今回の特別授業を案内いただく同館名誉館長の阿部雅司氏と学芸員の山谷和正氏はじめ関係の皆さまと顔を合わせを行いました。

最大斜度37度の大倉山ジャンプ競技場

スキージャンプ競技は夏冬問わず開催されますが、この日は5月20日、2日後に控えた「Red Bull 400」の会場設営が行われており、斜面を逆走するという世界的ランイベントを準備する珍しい光景をみることができました。

また、普段一般的には立ち入ることのできない競技場内にも、今回は特別に入場させていただき、国際大会が開催される会場の空気感やワクワク感を学生たちは肌で感じとりました。

大倉山リフトで展望台まで上がると、札幌市内を一望できます。その景色を滑空するジャンパーの姿を想像すると、大人である大学生は足がすくみます。

「スキージャンプは恐怖心がそれほどない小学生までに始めると良いですよ。」

大倉山はプロジャンパーの山ですが、すぐ近くの荒井山、宮の森シャンツェと、段階的にジャンプ台の高さを高くしていけば、誰でも跳べるようになるのだそうです…。阿部館長は下川町でスキージャンプに没頭した子ども時代の話も交え教えてくださいました。

阿部館長が1994年リレハンメル冬季大会 スキージャンプ団体で受賞した金メダルも、特別に持たせていただきました。

札幌オリンピックミュージアム

札幌オリンピックミュージアム内では、夏休みワークショップ会場2ヶ所の実測と、今年度導入されたクイズマシーンを分析、実体験するなどしました。

またウィンタースポーツシアターでは、特別講演として、スポーツ学芸員として活躍する山谷氏による話題提供がありました。地元小学生が環境良好な大倉山の現地体験を通じて「ふるさと札幌」への誇りを実感できるということ、また公式Webサイトを通じて一般公開されたデジタルコンテンツは、現地体験を経て学びが深まるよう設定されていることをお話しいただきました。

映像、キャラクター、展示パネルなどビジュアルの数々。

また屋外では、ドローンが舞う話題のイベントや、夜景のブランディングなども行われる、ここは活気ある札幌市内有数の名所です。

メディアデザイン学科の学生がまさにワクワクする内容が豊富にあります。

この場をさらに盛り上げる子どもたちのためのプログラムを、学生たちはこれからの授業の中で4名一組でグループ提案を作り、ミュージアム側に企画プレゼンを行っていきます。

関連リンク

大倉山ジャンプ競技場
札幌オリンピックミュージアム
札幌市のオリンピック・パラリンピック教育 (略称:オリパラ教育)