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国内最大規模イベント「イノベーション・ジャパン2022~大学見本市 Online」大学等シーズ展示への出展が決定!

2022年10月4日(火)~31日(月)までオンライン上にて開催される「イノベーション・ジャパン 2022~大学見本市 Online」に、本学から2件の研究シーズが採択され、出展することが決まりました。

このイベントは、国内大学等から創出された研究成果の社会還元、技術移転を促進すること及び実用化に向けた産学連携のマッチング支援を実施することを目的として開催され、435件にも及ぶ研究成果が一堂に会する国内最大規模の産学マッチングイベントです。

※写真は、対面での開催時のもの(2019年)

今回採択された課題は以下のとおりです。

【出展分野:環境保全・浄化】

  • 電力不要で自律浮沈する水浄化粒子
    • 薬学部 薬学科 三原 義広 講師
アルギン酸ゲル粒子に微生物を内包すると、ゲル粒子は水中や水底で気泡を発生させつつ液面まで浮上し、液面で気泡が消失すると沈降し、気泡を発生させながら浮上と沈降を繰り返すゲルの自律浮沈現象を発見し、その製造法に関する特許を公開した。飲料用の水から有害物質を安価に除去することを途上国中心に高く望まれているが、浄化装置のコストと維持管理が難しいことから導入は限定的である。本技術では、装置・電力を使用せずに水を浄化する自律運動浮沈粒子の性能を最大限にすることができ、3年後の実用化を目指している。

【出展分野:医療】

  • COVID-19 健康観察プラットフォーム「こびまる」
    • 保健医療学部 診療放射線学科 谷川 琢海 准教授
『こびまる』はArcGIS Online(ESRI社)上に構築したCOVID-19健康観察プラットフォームである。療養者が自身の体調についてスマートフォンなどを用いてWebフォームから入力を行い、症状や既往歴、年齢などに応じて重症化リスクを自動判定し、仮想ベッドマップを搭載したマップ画面に表示することで保健所職員などの管理者が、迅速に医療介入を必要とする療養者を把握することができる。この仕組みは学校や職場、高齢者施設などにおける感染症拡大の早期検知にも応用することが可能である。

全ての採択一覧はこちら↓

イノベーション・ジャパン2022~大学見本市 Online 大学等シーズ展示 採択課題一覧

https://www.jst.go.jp/tt/fair/doc/ij2022/ij2022_seeds.pdf

WEBサイトが開設され次第、再度ご案内いたします。


本学は、地域社会の課題解決に資する研究を多数行っております。
産学連携についてのお問い合わせをお待ちしております。

【参考】

イノベーション・ジャパン2021~大学見本市 Online の開催実績

会  期:2021年8月23日(月)~9月17日(金)
出展件数:シーズ展示400件

本学からの出展は以下のとおりです。


  • 超小型衛星を利用した無線通信実験用プラットフォームの提供
    • 工学部電気電子工学科 三橋 龍一 教授

動画はこちら

  • 小企業でも導入可能な CFRTP 成型方法の開発
    • 保健医療学部 義肢装具学科 早川 康之 准教授

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