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2022年11月08日

教員の研究が外部助成に採択されました

教員の研究が外部助成に採択されました。詳細は以下の通りです。

外部助成採択報告(2022年11月)

浦上食品・食文化振興財団「研究助成」

薬学科 鈴木 夏子准教授
  • 学科 薬学科
  • 研究担当者 鈴木 夏子
  • 研究題目 ⾷品成分による⼝腔内免疫の制御を介したフレイル予防への貢献
  • 配分機関 公益財団法人 浦上食品・食文化振興財団
  • 研究期間 2022/10/23〜2023/9/30
  • 採択日 2022/9/21
  • フレイルは高齢者の健康寿命に直結することから、国を挙げて取り組むべき重要課題の一つとされている。中でも口腔機能の低下は栄養不足を加速させ、フレイルのみならずサルコペニアを誘発することが危惧されている。また、口腔内免疫に関与する成分として抗菌ペプチドであるβ- defensin やIgAが知られているが、食品成分を介したこれらの成分の分泌およびそのメカニズムについては不明な点が多いのが現状である。
    本研究では、C57BL/6Jマウスを用い、食品成分による口腔内のβ- defensin およびIgAの変動、さらにその変動メカニズムを明らかにすることで、食品による口腔内免疫機能の制御の可能性を評価し、高齢者に多いフレイル予防に貢献することを目的とする。また、高齢者ではβ- defensin の分泌低下が感染症の発症の一因に繋がるため、身近な“食”によってβ- defensin 制御が可能となれば、口腔内環境の改善だけではなく、全身状態の改善を介した高齢者の健康寿命延伸に貢献することが期待される。