

Interview03
あなたとITの力を、 北海道は待っている。
株式会社ジャパンテクニカルソフトウェア システム事業部
ビジネスソリューション本部 BS2部 次長
今関 綾乃さんIMAZEKI AYANO
島根県出身。北海道工業大学(現 北海道科学大学)を卒業後、1999年ジャパンテクニカルソフトウェア入社、鉄道関連のプログラム制作に携わる。2020年にBS1部の課長職に就任し、案件の全体統括を担当。2022年より現職。



北海道は、
ITを求めている。
私たちの仕事は、主にシステムの構築やITの活用によってお客様企業をサポートすることです。お客様の業種は地域によってさまざまですが、北海道では医療や交通、官公庁、エネルギーなど、地域に根付いたお客様が多いですね。一つひとつの案件を通して、IT技術の広がりや、求める声の高まりを感じています。
特に北海道では、ITへの期待が高まっていると感じます。東京と比べると、技術そのものの進化は少し遅れているかもしれません。ですが、ITを活用することで、今ある産業をより良くできる“伸びしろ”が、この北海道にはたくさんあると考えています。
例えば、北海道には広大な土地を生かした産業があります。農家さんの大変な作業をドローンやAIが補うことで、より効率的に、安定した生産が可能になります。また、高齢化という課題も、北海道でITが求められる理由の一つと言えるでしょう。土木・建築といった業界をはじめ、高齢になった職人の引退によって失うわけにはいかない、熟練の技術やノウハウといった、さまざまな知見を保存する技術の開発や、ご高齢の方が使いやすいデバイスの開発をする事も、ますます重要になっています。こういった北海道特有の課題を解決するために、IT人材が活躍する場面は、これからさらに増えていくでしょう。

掘り下げ、よく聞き、
個性を活かす。
IT人材に必要なスキルは、まずはコミュニケーションだと思います。中でも特に二つの力が重要で、一つは相手がどんなものを求めているかを“掘り下げる力”です。そしてもう一つは、相手の話に耳を傾け、すべて受け止めるための “聞く力”だと考えています。二つ目は私も苦手なところです。私はお喋りで、「それは違うな」と思ったら、割って入って話したくなっちゃうので(笑)。そこをぐっと我慢して、まずはしっかりと耳を傾ける。それから「それはこういうことでしょうか?」と提案をして、イメージを具体化していくスキルが重要です。私たちが扱うシステムは、ある程度組み上がるまではカタチが無いものです。実際にお客様がテストをするタイミングで「イメージと違う」となると大変なので、そうならないためにもご提案やコミュニケーションを重ねながら、お客様の中にあるイメージや理想を探り、明確にしていくことがとても大切です。
コミュニケーションと聞くと、自分から積極的に発信できるような方もいれば、苦手意識がある方もいますよね。そういう方も、技術力や、設計する力を活かして、IT分野で活躍しています。フロントに立って輝いて見える方もいれば、裏側で支えている方もいる。自分の“好き”や得意を活かせば、さまざまな活躍の仕方がある業界だと思っています。私たちの会社としても、人材ごとに個性を活かせる環境をつくり、それぞれの活躍を後押ししていきたいと考えています。
北海道から全国・世界のITソリューションを担う
ジャパンテクニカルソフトウェア

1970年に北海道札幌市で創業。現在は北海道、東京、茨城、大阪、愛知に拠点を置き、ITエンジニアリングを通じて様々なソリューションを提供している。ニューヨーク、ハノイに海外拠点も構え、金融・産業・公共・医療などのビジネスシステム開発から、自動車や機器制御などの制御開発にAIなど、多くの分野を手がけている。
みなさんへのメッセージ
学生の皆さんには、「これだけはやりきった!」と言えるくらい、何かを全力でやってほしいです。勉強でも、遊びでも良いんです。働くと時間が少なくなってしまいますし、やり抜いた経験は、自分を支えてくれる自信になります。採用活動でも、本気で熱量を注いだことについては強いアピールになると思いますし、企業の方も魅力的に感じるのではないでしょうか。弊社の採用活動でも、お話を聞かせていただくことを楽しみにしています!