薬学部の授業「サプリメント概論」にてタレントの麻木久仁子氏らによる特別講義が遠隔で行われました
2021年5月11日(火)、薬学科3年生前期開講科目「サプリメント概論」(科目担当教員:薬学科若命浩二准教授)にて、グラン治療院 統括院長の栗本夏帆氏とタレントの麻木久仁子氏による特別講義が行われ、履修生80名が受講しました。
今回の特別講義は、薬学科の若命准教授が理事を務める一般社団法人 日本温活協会にて、麻木氏が温活と健康に関する認定資格を取得したことによりご講演の運びとなりました。
「温活」とは、基礎代謝を高め、平均体温を上げて健康維持増進を図ることです。
グラン治療院 統括院長である鍼灸師の栗本夏帆氏の講演では、自分自身の軽度な身体の不調は自分で手当をする「セルフメディケーション」という考え方や、針やお灸に代表される東洋医学と西洋医学のかかわり方についてお話がありました。
続いて、麻木久仁子氏による「セルフメディケーション時代の温活薬膳~ 未病に対処するために~」と題した講義が行われました。
麻木氏は、自身の健康を崩した経験から食や健康に関して勉強をするようになり、現在までに国際薬膳師、国際中医師、登録販売者、温活指導士の認定資格を得るに至りました。
この日の講義では、東洋医学の思想から、陰陽五行に関する基礎知識、食素材の持つ特性、調理法など、「体を温める」という観点から講義が行われました。
一般的に入手が困難で体に良いとされている食材だけでなく、野菜や肉など毎日の食事で口にする食材の特性を生かし、自分の体に不足している効果を取り入れることが「薬膳」であるとお話がありました。
また、病気を未然に防ぐことに重きを置いた東洋医学と、病気を治療する西洋医学に共通する薬剤の役割として「患者の日常生活にも気を配り指導する」ということが挙げられました。
講義の最後にはチャットを利用して履修生から多くの質問が寄せられました。
いずれの講義も履修生にとって、薬学領域にとどまらず、セルフメディケーションに関する最新の情報を学ぶことで、これまでにない有意義な時間となったことでしょう。
薬学部 若命浩二先生 麻木久仁子氏 栗本夏帆氏 一般社団法人 日本温活協会 |
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