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薬学部 三原講師による「水中をぐるぐる動く水質浄化材の開発」に向けた研究が始動します

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の「2019年度A-STEP機能検証フェーズ試験研究タイプ」に薬学科の三原義広講師の研究が採択となりました。

 

本研究では、吸着剤(ゲルビーズ)が水中を上下に行き来しながら、能動的に汚染物質を吸着する水質浄化剤の開発を目指します。

新興国では日々の飲料水確保が重大な問題となっており、また、SDGs(持続可能な開発目標)では “目標6「安全な水とトイレを世界中に~すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」” “ターゲット1「2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する」” とされており、解決方法が求められています。

 

三原講師はゲルビーズ内に微生物による発酵を材料に導入することで、水底から水面へ鉛直移動できる機能を発見しました(図1)。吸着剤が水中を上下に行き来しながら、能動的に汚染物質を吸着し、その後水面に浮上し、磁石などで回収できる機能を有する新しい吸着システムについて研究を行います。

 

図1.機能性ゲルビーズによる汚染物質の吸着と回収の概念

 

今後も三原講師の研究に是非ご期待ください。

詳細はこちらをご覧ください。

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三原義広先生 薬学科