速く、正確に、簡単に分子を創る。
我々のグループでは、重水素(D)・ケイ素(Si)を化合物に導入することで、人類生活の質向上を担う新しい有用分子の創出を目指しています。これらの元素に潜在的に備わる性質を最大限に活かし、既存分子を凌駕する機能を与えることが課題です。
重水素やケイ素の導入反応を開発するために、我々のグループではフロー合成法を採用しています。フロー合成法は、管型の反応器に原料溶液を流しながら反応を行う手法です。これを用いると、流路内における温度・反応時間を精密に制御できるため、通常のフラスコで行う反応では生成不可能な分子を扱えます。
私たちのグループに興味があれば遠慮なく研究室(B101)に見学に来て下さい。有機化学の知識・経験は不問です。有機化学が苦手であっても、実験を通してその面白さや、国家試験にも役立つ知識を伝えられるような環境づくりを目指しています。
連絡先:kamio-s@hus.ac.jp 居室:B109
神尾 慎太郎 助教
- 学位/博士(工学)
- 研究分野/有機合成化学、有機金属化学、 触媒化学、 フロー合成
- 研究テーマ/遷移金属錯体・フロー合成法を駆使する触媒反応開発