アートは夢を想像する! メディアアーツは未来を創造する!
私はこれまで、イラストレーションや抽象絵画、立体作品や野外彫刻、8ミリフィルムによるアニメーション制作、地域でのデザイン制作も手がけてきました。
現在は、映像や写真、3DCGなどのデジタルコンテンツをプロジェクターで立体造形に投影する映像インスタレーションから観覧者の動きに合わせ本人とその周りの空間をプロジェクション画面に描き出すインタラクティブ・メディア・アートまで展開し、その創造力と企画力を地域イベントに参画することで社会貢献と成る研究創作活動を行っています。
みなさんは、札幌市が平成18年に「創造都市さっぽろ」を宣言し、平成25年にデジタル技術などを用いた新しい文化的、クリエイティブ産業の発展を目指す都市。さらに都市生活の改善に結びつくメディア芸術の振興、そして文化多様性の理解や市民参加を促す電子芸術の成長をけん引する「メディアアーツ都市」として、ユネスコ創造都市ネットワークへ加盟認定されたことをご存知でしょうか。「創造都市さっぽろ」宣言の一節に「創造性を活かしたコンテンツ産業など、あらゆる産業が創造性を発揮して競争力を高め、アートやデザインが生活の中にあふれ、感性を刺激し、感動を呼ぶ空間が生まれ、創造性あふれる人が育ち、絶えず新しいコトが起きる街となります」 (札幌市HPより)とあります。この概念が「メディアアーツ都市」元であり、その考えは、この研究室の方針と一致します。アートやデザインの企画や制作をメディアアーツと捉え、社会に還元するクリエイターを育成するのが目標です。
小谷 彰宏 教授
- 学位/修士(芸術)
- 研究分野/芸術学、デザイン学、情報フロンティア
- 研究テーマ/メディアアート、デザインなどの創作活動で、芸術の持つ創造性を地域振興等に役立てる研究